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山本整形外科
大阪府交野市にある整形外科。電話:072-894-0102
 



痛風について

痛風は足の甲が腫れてすごく痛い病気として知られています。しかし、この関節炎(痛風発作)は、痛風のいろんな症状の一部に過ぎません。痛風は、からだの中に「尿酸」という物質が異常にたまる、からだ全体の病気です。痛風発作の痛みが強すぎて、「痛みがなくなったから痛風が治った」と思っている間に内臓もむしばまれていく、これが痛風の怖さです。





痛風手帳
監修 元 帝京大学医学部 教授 赤岡 家雄
執筆 東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター助教授 山中 寿
P1はじめに
P2痛風は「ぜいたく病」ではありません。
P3痛風は、からだ全体の病気です。
P5痛風発作は関節の激しい痛みと腫れが特徴です。
P7痛風の症状は、関節以外にも現れます。
P9痛風の原因は血液中の尿酸値が高い「高尿酸血症」です。
P11痛風の治療は3段階あります。
P13尿酸を下げる薬の服用中に注意していただきたいこと
P15食事制限は、まず総カロリー、次にプリン体
P17日常注意する5項目があります。
P19痛風の治療は生涯治療です。

*当山本整形外科においてありますので、読んでみたい方はお気軽に声をかけてください。無料でお渡ししています。



●肥満を解消しましょう!
血清尿酸値は体重が急に増えると上がり、体重が減ると下がります。肥満でない人も、食べすぎには注意してください。適正なカロリーを守ることが大切です。

●ビールをひかえましょう!
アルコールは血清尿酸値を上げます。中でもビールはプリン体を多く含んでおり、尿酸値を上げます。プリン体は細胞の核からできる物質でこれが尿酸の元となります。

●水を十分に飲みましょう!
尿酸は、腎臓から尿の中に捨てられます。ということは、水分を多くとって尿を多く出せば、尿酸もたくさん外へ出ていきます。お茶や水などを十分に取りましょう。

●軽い運動をしましょう!
1日20分間の早足歩き、軽いジョギングなどの楽な運動は、尿酸値を上げません。しかし運動不足の人がいきなり激しい運動をすると無酸素運動となって、体内に酸素が不足して血清尿酸値が一時的に上がるので注意してください。

●ストレスを発散させましょう!
痛風の人は積極的、行動的ですが、その反面、攻撃的で協調性に欠けるといわれています。精神的ストレスは血清尿酸値を上げます。ストレスを発散する工夫をしましょう。



痛風は生涯治療と聞きましたが本当ですか。
本当です。
痛風は発作のないときには無症状ですが、発作は必ず再発します。再発までの時期は人によってさまざまで、一週間で再発する人もいれば、5年たって再発する人もいます。
痛風の治療は痛風の痛みをとるだけではなく、高い血清尿酸値を正常範囲に維持し、最終的には腎臓障害や他の成人病の合併を予防するのが目的です。こういったことを私たちと患者さんが理解してはじめて痛風の生涯治療が成り立ちます。痛風という病気を十分に理解し、生涯治療に取り組んでください。

どんな人が痛風になるのですか。
そもそも痛風は、中高年の男性に多い『ぜいたく病』とされてきました。
ただし最近では30代で発病する人がもっとも多く、若年化する傾向があります。痛風の患者さんは、活動的な性格で、仕事もするがよく遊び、よく食べよく飲むというようにエネルギーの出し入れが多い人に多い傾向があります。
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